応募写真71

 

ご先祖様に見守られて

私の実家のお墓は和歌山の山間の村にあり、車がないと行けないところです。
そのため、運転をしない私はいつも夫か息子にお願いして車を出して行ってもらっています。
二人は遠くても嫌な顔もせず、常に付き合ってくれます。
結婚する前や若かりし頃は、遠いということもあり、お墓やご先祖様には見向きもせず、ろくろく墓参りもしませんでしたが、歳を重ね、親が眠る墓となり、付き合ってくれる夫や息子のおかげで、ことあるごとに、思い立てばお参りするようになり、ご先祖様への感謝の気持ちも湧くようになりました。

私の祖父が建立した先祖代々の墓を中心に、その横に並んで江戸時代安政の頃とそれ以前のご先祖の墓石が数基、丸い石で存在しています。
文字が微かに読みとれるだけですが、何れも、これだけのご先祖様が居て私と家族が守られていると思うと、感謝しかありません。
来るたび掃除をし、一つ一つに供花、線香、水をあげて手をわせます。

この度も、夫と息子と一緒に実家に帰省した折に一緒に訪れました。
お墓の入り口辺りには六地蔵さまもおられ、いつも出迎え見送ってくれます。
挨拶し、同じように花、線香を手向け、新しい水に替えさせていただきます。
写真では夫と息子がお地蔵様とご先祖様の墓に線香を供える準備をしてくれています。
ご先祖に感謝し、常々夫や息子に感謝する墓参りとなっています。
これからも感謝の気持ちを忘れずにお参りしたいと思います。