墓マイラー賞

思いが届いているのかな・・・

この2021年2月15日で、最愛の妻と娘の二人を、交通事故で亡くし、今年で10年。
この10年間、毎週お墓参りに行き、お花をかえ、お経をあげて帰ってきます。
そんなおり、春を迎え墓地の通路に新緑の芝が生えそろうと、いつも写真の様に家のお墓の前だけ、この様になります。
私が踏みつけている為、ここだけ芝が伸びてこないのですが、自然にこの様な形になるのは、私の思いが届いているのかな、と嬉しくなります。

 

墓マイラー賞担当 カジポンマルコ残月さまより一言

今回は例年にも増して胸を打つ写真が多く、どの1枚を選ぶか非常に悩みました。
この『思いが届いているのかな…』は、墓石も人物も写っていませんが、10年間毎週お墓参りをされていることが足下のハートマークから伝わり、深く感動しました。
ここで交わされた多くの会話、積み重なった時間、様々なことが感じられます。
お墓はただの石ではなく人そのもの、その思いをいっそう強くした写真でした。