応募写真35

ひいおばあちゃんに初めてのごあいさつ

祖母の13回忌の墓参りに、久しぶりに家族が集まりました。
一人で歩けるようになった、ひ孫がはじめて祖母にごあいさつ。
自分でお水を柄杓ですくってあげたくて、危なっかしい手つきに親が手を繋いでサポート。
こんな時もあったなぁ、なんて大人たちはほほえましく見守っていました。
13回忌は、ご先祖様が修行を終えて仏様になるときで、これからご先祖様は子孫を守ってくださるそうです。
だから何かあったときは拝んでくださいね、見守っていて、いざというときは皆さんを守ってくれますから、とお坊さんからお話をいただきました。
このような節目で、殺伐とした繁忙な都会の日々の中で、先祖とのつながりを思い出させてくれます。
節目を忘れずに、お墓参りができること、こうして次の世代へと繋がっていることが感じられ、自然と感謝の気持ちがあふれてきます。
私たちを守ってくれる仏様になった祖母に想いを馳せた大切なひとときとなりました。
先祖を想い、家族を想い、そっと手を合わせることを、この写真とともに心に留めたいと思うお墓参りでした。

東京都 30代 女性