応募写真40
安らぎの空間
自分だけの空間、墓石のデザインや彫刻、遺骨の納め方など、自分の望みを自由に形にして手に入れる。
生前に希望する自分の墓を準備しておくことで、安心して最期を迎えることができる。
今、高齢となり自分の安らぎの空間を考え求め意識する。
旅する中で、ここ京都府下の片田舎、山間部の中にダム湖が有り、水面に滑り落ちそうな斜面に湖面スレスレ迄へばり付く墓石群を見つける。
一種独特な寂寥感が漂うも美しく、引き込まれる幻想の世界。
長いサラリーマン生活を卒業し、人間関係・ストレスからの解放、密集した都会の住環境ともかけ離れたこの偏境に、私は何故か強く惹かれ、誰ひとり訪れる人は居ませんが永遠(とわ)の理想郷「求める安らぎの空間」に思える。