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春の彩香漂う墓所

正法寺は、天平勝宝6年(754)に開山され、京都・西京区大原野にある真言宗 東寺派の寺で、法寿山と号し、西山のお大師さまとして古くから親しまれています。
近年の開発と都市化、そして合理化至上の世相にあって豊かな自然と静謐さのなかにある当寺は、遠く平安朝期の面影を今に残す古刹として人々の心のやすらぎの場となっています。
ご詠歌「西山に散るもみじ葉も、咲く花も、さながら法のすがたなりけり」と歌われ、春の墓所を取り巻く咲く花は、さながら冥界の姿を垣間見、ご先祖様もお花見をされている様で、お墓参りは清々しく心安らぎます。

京都府 70代 男性