応募写真68

いくつもの美しい思い出が甦り。

写真の女性は義母。
亡き夫に語りかけると、いくつもの美しい思い出が甦り今の心持ちを伝える濃厚な時間であるのが写真から伝わってきます。
義父が70歳で旅立ち、8年ほど過ぎた義母が76歳の時にスポーツジムのプールの中で大動脈解離を発症しました。
プールでなければ倒れて頭を激しく打っていたかもしれません。
プールの中を歩いていた義母がすぅーっと沈んでいくのをインストラクターに発見され引き上げていただきました。
発症が家の中で発見が遅れていたら他界したと思います。
素早く対応していただいたプールのスタッフさんや救急隊。
搬送された病院の当直に大動脈解離手術の名医がおられた幸運に恵まれました。
36時間の大手術が成功し一命を取り留めることができました。
義母は不運に見舞われても今まで幸運の神さんが何回も寄り添ってくれていると思います。
その後、寄せてくる齢でいろんな不調や不具合がありますがこうして墓参りできることへの感謝の姿を写真に収めることができました。
墓参りの後、家族で鳥取県へ旅行しました。4年前の写真になります。
僕は自身が25歳の時に母を亡くしているので、母親への感謝を形にすることはほとんどできていません。
最近、いろいろなことに不安を感じてきた義母は娘をかなり頼りにしているようです。
妻も様子伺いに実家に立ち寄ることが増えてきました。
しっかり孝行してください。

京都府 60代 男性