応募写真31
稲穂とめぐる
木曽三川に囲まれた輪中地域の地元では、今でも広く水田が残り稲作が続けられています。
生きている人の家は洪水氾濫から逃れるために一段高い場所に、祖先やおじいちゃんおばあちゃんが眠るお墓は朝から晩まで過ごしてきた水田に囲まれた低地に。
春の田植えで今年の豊作を願いつつお墓に参り、水田で汗を流す時には常にどこか見守られている事を感じて、秋の稲刈りが終わる時には今年の収穫への感謝としばしの別れを伝え。
いつか親や自分もあそこに納まり、子や孫を見守っていくと思うと「そう悪くは無いかな。」と思えます。