応募写真29

墓守として

若いころはお墓に足を運ぶのはお盆とお彼岸くらいなものでした。
両親が亡くなり、実家の兄は10代目の墓守になりました。
近くに住む私もよく実家に立ち寄りますが、家より先にお墓の様子を見に行くことも。
年齢を重ねたからなのか、お墓を大切にしたいと思う気持ちが強くなりました。
田舎の山間の集落の共同墓地なので草取りが大変です。
あっという間に草だらけになってしまいます。
周囲から草が押し寄せてくる感じです。
この日も兄と二人でお墓へ行き、ご先祖様に挨拶をしてから草取りをしました。
両親はきっと「あの子たちがねぇ・・・」と驚きつつ、喜んでくれていると思います。